キッチンをすっきりさせたい人は「炊飯器っていらないんじゃない?」と思うらしく、「炊飯器いらない」で検索するとたくさんの人が炊飯器なしの生活を紹介してくれています。
らくだも、「ものを減らして管理の手間も減らして、らくに暮らしたい!」と思っているので炊飯器を断捨離するため、お鍋でご飯を炊く生活にチャレンジしてみました。
が、結論から言うと、失敗しました。
今のところ炊飯器はらくだの生活に必要でした。
炊飯器を手放したい理由
場所をとるし、蒸気が出るから上に何もない場所にしか置けない
炊飯器ってご飯を炊く以外の用途で使っていないのに場所をとります。そしてあまりおしゃれでない。
スタイリッシュな炊飯器も売ってはいるけど、でも炊飯器は炊飯器。
なんかぼてっとしてすっきりしないんですよね。同じぼてっとなのに土鍋はいい感じに見えるのはなぜ…?
(らくだは土鍋も持ってないけど。)
ご飯を炊く以外の用途で炊飯器を使っている人(たとえばケーキを焼くとか、ヨーグルトを作るとか)は、まず炊飯器を手放そうとは思わないんだろうけど、私はご飯を炊く以外に炊飯器を使っていません。
蒸気が出るから上に何もない場所に置かなきゃいけないし、置き場所が限定されるのも面倒ポイントですよね。
鍋よりパーツが多くて手入れが手間
ただの鍋よりはパーツが多いので、お手入れはちょっと手間ですよね。
と言いつつ、うちの炊飯器は釜と内蓋を外して洗うくらい。たまに蒸気が出るところのパーツをはずして洗うだけ。
なので私の場合、手放したい理由はやっぱり置き場所問題でした。
炊飯器を使わずにどうやってご飯を炊くか
炊飯器を使わずとも、圧力鍋、土鍋、普通の鍋、鍋ならなんでもご飯を炊けます。
らくだは圧力鍋は処分したし土鍋は持ってないので、普通の鍋でご飯を炊いてみました。
圧力鍋を処分したお話はこちら↓
普通のお鍋でご飯を炊く炊き方はこちら↓を参考にさせていただきました。
「はじめちょろちょろなかぱっぱっ。赤子泣いてもふたとるな」って聞いたことがあるので、蓋をとったらいけないのかと思っていたら、そうでもないみたいです。
こちらで紹介されている方法で炊いたら、普通の鍋でもふっくらおいしくご飯が炊けました。
炊飯器のメリット・デメリット
炊飯器がなくてもおいしくご飯を炊くことができることがわかりました。
そこで2週間、炊飯器なし生活にチャレンジです。
チャレンジした結果見えてきた炊飯器のメリットとデメリットをまとめてみました。
・スイッチ入れたら放置できる
・タイマー機能がある
・おこげができない(デメリットと考える家庭も多いけど、らくだの場合はメリット)
・毎回安定したおいしさ
・ほかの人にも任せられる
・ご飯を炊くためにしか使っていないのに場所をとる
・洗うのがちょっと手間
こんな感じ。
ぱっと見てわかるようにメリットの方が多くなりました。でも数の問題ではなく、中身の問題ですよね。一つ一つ見ていきたいと思います。
鍋炊き生活を実際にしてみて感じた、炊飯器のいいところ
スイッチ入れたら放置できる
鍋でご飯を炊いていて目を離せない時にかぎってうちのむすこ君はぐずりだします。
おっぱいが始まってしまったら、もう大変。
むすめちゃんも「ママ、見て~。こっち来てこれ見て。見てってば見て。見て~~~!!!!!」と叫びだすことも。
習い事がある日は帰ってきてから宿題をするので、それが夕ご飯の支度とかぶってしまうんです。
お鍋の火加減が重要なのであっち行ったりこっち行ったり。
「炊飯器であればスイッチ入れたらそのまま放置できるのになぁ」と感じました。
タイマー機能がある
炊飯器を使わない生活をやってみるまで、そんなにタイマー機能に着目していなかったんですが、タイマー機能ってめっちゃ便利。
お弁当が必要な日は朝にセットしておけば自動でご飯が炊けているし。
お鍋でご飯を炊く時の吸水時間をすぐに忘れてしまうんです。
2週間やってもころっと吸水忘れて、そのまま火にかけてみたら芯が固くておいしくないご飯が炊けました…。
吸水って大事ですね。
タイマー機能に慣れてしまった私には鍋炊きはハードルが高かったです。
おこげができない
これはデメリットと考える人の方が多いかもしれないのですが、夫もむすめもおこげが嫌いです(/_;)
鍋でご飯を炊くと気を付けていても鍋にくっついてるお米は固くなります。それが香ばしくておいしいというのが多数派だと思うのですが、うちではおこげさんは邪魔もの扱いされてしまうので、私ばかりがおこげを食べることになりました。
あごは鍛えられますね。
毎回安定したおいしさ
お鍋でご飯を炊くと、おいしくできるときは炊飯器よりもおいしいのですが、ちょっと目を離すと火を入れすぎたり、日によって炊きあがりがまちまちになってしまいました。
これは慣れで解決できる問題なのかもしれませんが、時間がかかりそうです。
ほかの人にも任せられる
うちでは今のところ夫ですが、炊飯器ならほかの人にも任せられます。
「予約を忘れた!!」っていうときに「ちょっとお願いします」ということができます。
今は育児休暇中なのでお願いすることは基本的にはないのですが、仕事に復帰したらお願いすることもあるので炊飯器がないと不便になってしまいそうです。
まとめ
炊飯器の最大のデメリットはご飯を炊く以外の用途で使っていないのに場所をとること。
とにかくすっきりしたいという欲求で炊飯器なし生活に2週間チャレンジしてみました。
そして感じたのは「炊飯器って結構便利」。
うちのキッチンの場合、2口コンロで両方を使って夕ご飯の準備をすることが多いです。ここにご飯を炊く、という作業を入れると結構段取りに影響することも発見しました。
今回、炊飯器を手放すことには失敗しましたが、もし炊飯器が壊れた時はお鍋があれば余裕でおいしいご飯が炊けることが分かり、あまり困らずに済むと思います。
その時、新しく買い替えるか、そのままがんばるか、それはわかりませんがチャレンジしてみてよかったです。
やってみないと炊飯器のよさも見えず、「邪魔だな」と思っていたので。炊飯器の良さを意外にもたくさん感じることができました。
土鍋で炊くご飯にもあこがれますが、それは子どもが成長して手があまりかからなくなってからの楽しみにとっておこうと思います。
生活の環境に合わせて必要なものを取捨選択して、楽しみながら生活もアップデートしていこうと思います♪